調教官房長官の重賞展望部屋

重賞レースを中心に追い切りで動きが良かった馬の解説を行います。また重賞レースの展望も公開しています。

神戸新聞杯レース後分析と菊花賞に向けて

1着 2コントレイル

2着 18ヴェルトライゼンデ

3着 5ロバートソンキー

 

単勝人気1.1倍と圧倒的な人気になったコントレイル。スタートを五分に切ると外の先行勢を前に行かせて道中は馬群の真ん中、中団7.8番手でレースを進めた。1000m通過が59.9という事で平均ペースからややスローぐらいのペース。直線を向いても持ったままでやや進路を探すのに苦労するかにも見えたが前の馬が下がって来たスペースを上手く見つけると、瞬時に反応し持ったままで抜け出しムチも使わず次走の菊花賞に余力を残しゴールした。2着は大外から馬群の後方を進み、直線外をメンバー最速の上がり35.4で2着に食い込んだ。3着は1勝馬で道中中団馬群の後方を進み直線は内から上手くすり抜けたロバートソンキーが入った。

菊花賞へ向けてもやはりコントレイルが頭一つ、二つ抜けている印象。もし波乱があるとすればやはり、コントレイルの後ろで競馬をする馬よりは前で競馬が出来る馬ではないかと思う。枠にもよるがセントライト記念を勝利したバビットも有力候補か。個人的に少し期待しているのはヴェルトライゼンデがコントレイルより内枠に入った際コントレイルよりも前で競馬をした際に逆転の目が残されているのではないかとも思う。とはいうもののやはりディープインパクトが亡くなって翌年にディープインパクト産駒のコントレイルが無敗の三冠馬に輝くというのは競馬会にとっても喜ばしいことではないか。本番がより楽しみになったと思う。