調教官房長官の重賞展望部屋

重賞レースを中心に追い切りで動きが良かった馬の解説を行います。また重賞レースの展望も公開しています。

エリザベス女王杯 追い切り高評価3頭

🥇1位ナミュール

栗東坂路 単走

54.9ー39.6ー24.9ー11.9 馬なり

前走は3.4コーナーで膨れてしまい2着に惜敗した。馬群が密集する展開だったためロスが響いた印象。そこから中3週。仕上がりは前走以上。前走の最終追い切りは3ハロン過ぎから加速させていく追い切りだった。今回は2ハロン過ぎから終いを伸ばす内容だった。弾むような動きが出来ていて好印象。3歳馬の中では1番の仕上がりだ。

 

🥈2位ウインマリリン

栗東CW 単走

83.2ー67.8ー52.5ー37.1ー11.0 強め

前走は強い牡馬相手に喰らい付いて3着と好内容だった。そこから3ヶ月間隔を空けての今回は仕上がり過去1番の印象。1ヶ月以上入念に乗り込み、1週前はシュネルマイスターと併せて併入フィニッシュ。最終追い切りは栗東入りして単走追い切りだった。舌を出す余裕を見せていた。時計も早い。力出せる仕上がりと見て良い。初G1制覇十分あり得るはずだ。

 

🥉3位デアリングタクト

栗東坂路 単走

54.8ー39.5ー25.4ー12.1 馬なり

前走はトラックバイアスに泣かされての敗戦だったが見せ場が全くなかった。レース前の入れ込みが無かった事から休み明け感が抜けきらなかった印象。そこから中6週の今回は1週前に3頭併せを実施し、実戦を意識した追い切りを消化した。最終追い切りは坂路で軽めも顔つきに闘争心漲る雰囲気が伺えた。力出せる仕上がりと判断したい。三冠牝馬の復活に期待だ。