調教官房長官の重賞展望部屋

重賞レースを中心に追い切りで動きが良かった馬の解説を行います。また重賞レースの展望も公開しています。

有馬記念 追い切り高評価3頭

🥇1位イクイノックス

南W 3頭併せ 先着

67.2ー52.2ー37.6ー11.4 馬なり

前走の天皇賞は後方から鋭い決め手を見せて快勝した。その後約1ヶ月放牧に出されて12月1日に帰厩した。体質が強化された事でこの中間は攻めた調整が出来ている。併せ馬を3本消化し全て手応え優勢に先着した。また日曜日には坂路で53.5ー12.1を一杯に追われて自己ベストをマーク。その後の最終追い切りは唸るような手応えで走り、終いにかけて鋭いキレをみせた。前走以上の状態にあり勝ち負け必須だ。

 

🥈2位ボルドグフーシュ

栗東坂路 単走

55.0ー39.7ー25.2ー12.4 馬なり

前走の菊花賞は後方から道中捲るように進出して最速の上がりを使ったが、ハナ差で2着に敗れた。その後1ヶ月ほど放牧へ出され12月1日に帰厩した。2週前から時計を出すといきなり坂路51.8ー13.2で自己ベストをマーク。1週前には今回タッグを組む福永騎手が跨りCW78.2ー11.1と猛時計を一杯に追われてマーク。1週前で仕上がっており最終追い切りは輸送があるため軽めの調整程度だが、仕上がりは万全。上がりがかかる展開なら一発があって良いデキだ。

 

🥉3位タイトルホルダー

南W 3頭併せ 併入

67.9ー51.2ー36.9ー11.6 馬なり

前走の凱旋門賞は馬場が極端に悪く参考外で良い。帰国後は検疫を経て放牧へ出され11月中旬に美浦トレセンへ帰厩した。11/23から軽く時計を出して中間は週を重ねるごとに調子が上がってきた。1週前から併せ馬を消化したが活気充分に先着出来て体調の良さを感じる。最終追い切りは調整程度も良い時計が出ている。中山コースとも相性が良く力出せる仕上がりだ。