調教官房長官の重賞展望部屋

重賞レースを中心に追い切りで動きが良かった馬の解説を行います。また重賞レースの展望も公開しています。

フェブラリーS 追い切り高評価3頭

🥇1位 メイショウハリオ

栗東坂路 単走

53.5ー39.0ー25.5ー12.5 馬なり

前走後は短期放牧へ出されてレースの約1ヶ月前に帰厩した。その後は入念に乗られて、3週間前から徐々に時計を記録した。火曜日や週末にCWで乗られて左回りへの対策もしている。1週前追いでは坂路51.9-12.1の時計を記録。前に2頭置き抜き去る実戦的な追い切りで好感が持てる。最終追いは調整程度も極悪馬場をものともせず活気十分の動きが出来ていた。今回メンバーなら力上位なので勝ち負けを期待したい。

 

🥈2位 ショウナンナデシコ

栗東坂路 単走

53.4ー37.6ー24.3ー12.0 末強め

前走後は1ヶ月程放牧へ出されて2月上旬に帰厩した。実質的な追い切り時計は1週前と最終の2本のみ。しかし動きは抜群に良かった。特に1週追いは久々に坂路で併せ馬。びっしり追われて楽々先着が出来ていた。最終追いは単走。ピッチの効いた走りで加速ラップでゴール。体調は高い位置で安定している。近走の惜敗は距離が長くてのものだと感じている。マイルに短縮されて1発があっても不思議ない馬だ。

 

🥉3位 レモンポップ

南W 併せ馬 併入

84.3ー67.7ー52.7ー38.5ー11.9 馬なり

前走は得意の東京1400m戦出走のためしっかり馬を作って出走させていた。レース内容も圧巻で前の馬が大きな着順でゴールする中、この馬は先行して上がり3位の末脚でまとめての勝利。今回はそこからレース間隔が詰まるため追い切りは週末と最終追いの2本のみ。ただ、2走前の武蔵野Sは中1週で軽い時計1本のみ。今回は1週間レース間隔が伸びる分攻めた調整が出来ている印象。能力は高いため1600mでもパフォーマンス下がらないと思う。人気でも逆らえない。