調教官房長官の重賞展望部屋

重賞レースを中心に追い切りで動きが良かった馬の解説を行います。また重賞レースの展望も公開しています。

ヴィクトリアマイル 追い切り高評価3頭

🥇1位 ナミュール

栗東坂路 単走

55.1ー40.3ー25.5ー12.2 馬なり

2歳、3歳の春は馬体重の維持に悩まされていた。それが昨年秋に20kg馬体を増やす事が出来てからの3走は安定感が増した印象。前走後はこのレースを目標に放牧へ出て4月中旬に帰厩した。その後は坂路で追い日に3本時計を記録。弾むようなフットワークで坂路を駆け上る姿が目についた。左回りは全て3着以内という点も魅力。力を出せる仕上がりだ。

 

🥈2位 ナムラクレア

栗東坂路 単走

52.8ー38.0ー24.1ー11.7 馬なり

2走前から中間の調整をCW中心に切り替えてからパフォーマンスを上げた印象。また56kg以上の斤量を背負って勝利している点も魅力。前走後は短期放牧は出て4月中旬に帰厩した。その後追い日にCW2本と坂路1本乗られ調整された。1週前はCWで折り合いがついた中で併せ馬を大きく突き放す動きが出来ていて好仕上がりな事を感じさせた。最終追いは流す程度でも好時計が出た。デビュー以来掲示板を外した事がなく安定感も魅力。マイル戦も守備範囲で好勝負を期待したい。

 

🥉3位 ソダシ

栗東坂路 単走

52.5ー38.0ー24.4ー11.9 末強め

約半年ぶりの実戦になるが、3月中旬には厩舎に帰厩して入念な乗り込みで調整された。3月末にはCWで6F85.2-11.6を記録。4月上旬にはCWで6F81.2-11.7も記録している。併せ馬のパートナー的な役割も担って良いゆとり感を感じさせた。その後坂路とCWで乗り込まれ、2週前には今回初コンビを組むレーン騎手が跨りCWで6F81.0-11.6をマーク。鞍上の指示にもしっかり答え走れていた点は好感が持てた。1週前にはCWで自己ベスト6F78.8-11.4をマーク。併せ馬には遅れたが相手が動きすぎた印象もあった。この追い切りでスイッチが入り、最終は坂路で軽めも集中力のある走りが出来ていて体調はすこぶる良い。力出せれば連覇して良いはずだ。