調教官房長官の重賞展望部屋

重賞レースを中心に追い切りで動きが良かった馬の解説を行います。また重賞レースの展望も公開しています。

JC 追い切り診断上位3頭

🥇1位 ドウデュース

栗東DP 併せ馬 併入

66.3ー51.7ー38.0ー11.3 馬なり

前走は久々のレースで直前の乗り替わりも影響し、道中掛かってしまい終いバタバタになってしまっての大敗でノーカウント。一度使った事でガス抜きができこの中間は雰囲気が急上昇。中3週と間隔が詰まるが4本速い時計が出ている。2週前にCW80.7-11.4を単走でマーク。軽いフットワークで走れていた。1週前には3頭併せをCWで消化。時計は80.1-11.1で併せた相手を突き放す素晴らしい動きを見せていた。最終追い切りはダービー勝利時と同じくDPで消化してきた。前走は坂路だったので、この分も道中の力みに繋がってしまった印象もある。ダービー馬の復活勝利に期待したい。

 

🥈2位 イクイノックス

南W 3頭併せ 併入

67.5ー52.4ー37.8ー11.3 馬なり

前走は世界ランク1位に恥じない衝撃のパフォーマンスで勝利。時計も世界レコードと文句なし。その後中間は約10日短期放牧へ出され帰厩。今回は初めて中3週でのレースとなり、反動が心配されたが気配面は前走同様素晴らしい状態を維持している印象。この馬も週末と週中で4本速い時計を計測している。1週前に南Wで併せ馬を消化し81.8-11.4で併入。最終追い切りも3頭併せの真ん中で終始我慢が効いた走りが出来ていて楽々併入出来ていた。また週末の坂路は52.7-12.3で自己ベストをマークしている。この点からも反動は見られない。今回はどの様なパフォーマンスを見せてくれるか楽しみだ。

 

🥉3位 リバティアイランド

栗東CW 併せ馬 先着

80.7ー65.5ー50.9ー36.4ー11.0 馬なり

前走は三冠達成のため勝負になる位置を取りに行き直線入口で早々勝ちを確信する圧巻のパフォーマンスだった。その後は約2週間短期放牧へ出され帰厩。レース2週前から時計を計測し始めた。その2週前追い切りは坂路で52.6-12.5で1本目としてはまずまずの時計という印象。1週前はCW単走86.8-12.0と一転して軽目の調整。最終追い切りには川田騎手が跨りCW併せ馬。80.7-11.0を馬なりでマーク。これは自己ベストでしかも加速ラップでゴール出来てる点がすごい。最終追い切りの動きだけならメンバーで最上位の評価だが、中5週に対して本数が3本は上位2頭に見劣りしてしまう。能力は疑いようが無いので古馬相手にどんな走りが出来るのか注目したい。