調教官房長官の重賞展望部屋

重賞レースを中心に追い切りで動きが良かった馬の解説を行います。また重賞レースの展望も公開しています。

朝日杯FS 追い切り高評価3頭

🥇1位 シュトラウス

美浦坂路 併せ馬 先着

50.4ー37.2ー25.1ー12.7 馬なり

折り合いに難しい面がある馬だが、能力は2歳世代でもトップクラス。前走は速い流れを先行して早め抜け出しから押し切る好内容。この中間は中3週とレース間隔詰まるが、短期放牧を挟み1週前に帰厩した。12/8(金)に南W80.7-12.0を馬なりでマーク。最終追い切りは前走同様坂路で併せ馬を消化。自己ベストで坂路の1番時計を計測している。美浦坂路は改修後時計が出ない傾向にあり、50秒台は破格の時計だ。力出し切れば勝ち負けだ。

 

🥈2位 タイキヴァンクール

栗東CW 併せ馬 先着

83.4ー69.0ー54.0ー38.1ー11.6 馬なり

前走後は短期放牧を挟みレースの約1ヶ月前に帰厩した。中間は3週前に坂路で時計を出し、2週前からCWで3週続けて時計を計測している。全てラスト11秒台の時計が出せていてここに来て成長を感じる。特に1週前にCW81.4-11.4の自己ベストをマーク。最終追い切りは併せ馬の外から追い切りが行われて先着という時計以上に負荷のかかる内容を消化した。相手は一気に強化され人気は無さそうだが、穴で抑えたい1頭だ。

 

🥉3位 セットアップ

南W 3頭併せ 先着

85.1ー69.2ー53.8ー38.7ー12.0 馬なり

前走後はこのレースを目標に成長放牧へ出された。11月上旬に帰厩し合計9本速い時計を計測している。丹念に併せ馬を重ねてじっくり仕上げられている点に好感を覚える。1週前には南W3頭併せの真ん中で一杯に追われて併入した。この一追いで気配が急上昇した。最終追い切りも南W3頭併せを消化した。最終追い切りは馬なりで楽に動けていて最先着出来ていた。追い切りの動きから自在に立ち回れる印象があり好走を期待したい。