調教官房長官の重賞展望部屋

重賞レースを中心に追い切りで動きが良かった馬の解説を行います。また重賞レースの展望も公開しています。

天皇賞(秋) 追い切り高評価3頭

🥇1位 イクイノックス

南W 3頭併せ 併入

67.6ー52.5ー37.3ー11.3 馬なり

言わずも知れた世界ランク1位馬でG1を4連勝中と勢いも十分。前々走のドバイでは逃げて圧勝。前走の宝塚記念は後方待機から大外一気での勝利と走りに幅がある点は強調材料。この中間はレースの約1ヶ月前に帰厩して調整が進められた。レース1週前にルメール騎手が騎乗し南W3頭併せで追い切られ6F78.9-11.8をマーク。この時計は文句なしで自己ベスト。最終追い切りも3頭併せで行われ終い11.3をマークしていて体調は万全。どんな走りを見せてくれるか楽しみだ。

 

🥈2位 ガイアフォース

栗東坂路 単走

54.0ー39.2ー25.0ー11.9 馬なり

大敗したのは距離が長かった昨年の菊花賞だけでそのレースを除けば、全て5着以内と安定して走る事が出来ている。前走はマイル戦から一気に600m延長の2200m戦で走りに戸惑いが見られたら。しかし勝ち馬から0.4差の5着なら走れた方。その後は中4週のため在厩で調整が進められた。体調が良いためこの中間は1週前にCWでデビュー後初めて時計を計測している。80.7-11.6と上々の時計で併せ馬を突き放す素晴らしい走りが出来ていた。体調の良さ感じており人気は無さそうだが好勝負を期待したい。

 

🥉3位 ドウデュース

52.8ー37.8ー24.1ー12.0 馬なり

春は京都記念からドバイを予定していて、京都記念を圧勝。ドバイでどのような走りが出来るか注目されていたが無念の取り消しとなりレースを走る事ができなかった。帰国後は放牧へ出され、9月上旬に栗東トレセンに帰厩した。久々のレースという事でじっくりと乗り込まれながら調整が進められた。レースの1ヶ月前には坂路自己ベスト52.0-12.3の時計をマークしている。2週前からCWで併せ馬のメニューを消化し遅れはしたがいい時計が出ていた。1週前には武豊騎手を背にCW3頭併せが行われ、81.1-11.2を強めに追われてマーク。最終追い切りは初めて坂路で行われたが活気十分の走りで楽々終い最速の走りを見せた。この秋は古馬王道路線を歩む予定で若干余裕もありそうだが力は出せるはずだ。